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会社の経営の基本方針
当社は、『最高の品質と商品力で顧客のニーズに応える』ことを社是として、商品を通してマー
ケットのお客様にご満足いただくことを第一義とするとともに、常に未来を指向し、絶えず経営
と技術を革新し続けることに努めます。また、地球環境保全活動にも積極的に取組み、提供する
商品と調和のとれた企業活動を通じて社会の信頼を得ることを目指します。
こうした事業活動を世界的規模でグループとして展開することにより、社業を発展させ、株 主 、
顧客、従業員をはじめとする関係者の皆様そして地域、社会に貢献できる企業になることを基本
方針としています。
中期経営計画
当社グループは、平成 17 年 3 月までの中期経営計画を策定し、その基本方針を「商品競争力を
飛躍的に向上させて、国際企業の基盤を築く」こととし、この中期計画を実現するため、4つの基
本戦略をもとにした諸施策を推進しています。その概要は次のとおりです。
①トップランクのコスト競争力を達成する
開発、購買、生産等の全ての機能が一丸となってコストの改革に向けた施策を製品企画の段
階から推進するとともに、生産体質の改善を目的とした諸施策を展開することにより、商品競
争力を強化します。
②ベストランクの品質を達成・維持する
部品メーカーの存続要件は、最終消費者の信頼性を得る製品づくりと認識し、生産現場にお
ける品質造り込み体制を強化するなど、業容拡大に向けた品質保証体制の確立を目指します。
③シャシー統合システムメーカーへの基盤を造る
シャシーを構成するそれぞれのシステムの進化と融合化・統合化に向けた研究開発を進め、
関連する他の部品メーカーと協業関係を保ちながら、シャシー性能を総合的に実現するシステ
ムメーカーを目指します。
④海外事業の体質向上と事業拡大を推進する
世界に展 開する生産拠点を生かした生産・調達活動を拡大するとともに、主要拠点における
自己完結型の生産体制を確立することで、海外拠点の更なる体質向上と、連結業績の向上を目
指します。
利益配分に関する基本方針
当社の利益配分に関する基本方針は、業績・成果に基づく利益還元を基本とし、長期的視点に
立って株主の皆様への利益還元を図ります。また、将来の事業基盤を考慮した企業体質の強化と
事業展開のための内部留保に努めます。内部留保資金につきましては、今後の商品開発や海外施
策展開、生産効率向上のための資金需要に備え、収益の向上と財務体質の強化に努めます。
当期の配当金につきましては、期末配当金を 1 円増配し、1 株 に つ き 6 円とする予定です。年
間配当金では、中間配当金 5 円を合わせ、1 株につき 11 円とする予定です。
投資単位に関する考え方
当社は、広範な投資家の皆様が当社株式に投資しやすい環境を整えることを重要課題と認識し、
平成 15 年 3 月 14 日開催の取締役会にて、1単元の株式数を 1, 000 株から 100 株に変更する決議
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コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方等
当社は、経営管理機構の充実を図ることは重要な経営課題と認識しています。そのため、平成
14 年 6 月開催の株主総会において、経営環境の変化に迅速に対応できる機動的な経営体制の確立
と取締役の経営責任を明確にすることを目的として、取締役の任期を 1 年としました。また、監
査役及び会計監査人による法定監査に加え、コンプライアンス及びリスクマネジメントを含めた
企業経営活動全般にわたる内部監査機能のさらなる強化に向けての体制整備を前向きに検討して
います。
株主及び投資家の皆様への情報開示につきましては、決算短信の開示時期の早期化を平成 15
年 3 月期より実施するとともに、平成 16 年 3 月期よりは四半期開示を実施し、経営内容の公正性
と透明性を高めるべく、迅速かつ正確な情報開示に今後も努めます。
関連当事者との関係
本田技研工業株式会社は、平成 15 年 3 月 31 日現在で当社の議決権の 34. 2%を所有しており、
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経
営
成
績
(1)当期の概況
当社グループは、新規受注に向けた拡販活動を積極的に展開するとともに、生産現場の無駄 を取り除き、生産と設備投資の効率を高める『生産効率向上活動』を国内外で推進し、コスト
競争力と収益力の向上を図る等の事業展開をしてまいりました。
その結果、主要得意先における販売の増加もあり、当期の連結業績は、
連 1, 966 億 5 千 5 百万円 結 売 上 高 前期比 10. 9%増
連 結 営 業 利 益 149 億 3 千 4 百万円 前期比 24. 3%増
連 結 経 常 利 益
147 億 1 千 1 百万円 前期比 26. 7%増
連 結 純 利 益 80 億 1 千 8 百万円 前期比 18. 1%増
となりました。
(2)事業の種類別セグメントの業績
①自動車用部品
(日本)
四輪車用部品につきましては、輸出は、イギリス子会社向が現地調達化の進展により減少
しました。国内向は、ショックアブソーバ及び油圧パワーステアリングは減収となりました
が、プロペラシャフトの新規受注等による駆動系部品の拡大及び電動パワーステアリングの
拡販により、増収となりました。二輪車用部品につきましては、輸出は増加しましたが、国
内向は、主力のショックアブソーバが減収となりました。
(北米)
米国子会社では、主要得意先の販売好調により、パワーステアリング及びショックアブソ
ーバの売上が増加しましたが、二輪車用ショックアブソーバは減収となりました。カナダの
子会社では、サスペンションモジュール及びプロペラシャフトが拡大したため、増収となり ました。
(その他の地域)
インドネシア及びタイの子会社では、需要の拡大を背景に、四輪車用及び二輪車用ショッ クアブソーバの売上が増加し、増収となりました。ブラジルの子会社では、二輪車用ショッ
クアブソーバが増収となり、また四輪車用部品製造販売会社を新規連結したことにより、増
収となりました。スペイン子会社では、欧州にてスクーター市場が引続き低迷している小型
二輪車用ショックアブソーバの売上が減少したため、減収となりました。
この結果、売上高は、1, 916 億 5 千 5 百万円と、前期に比べ11. 2%の増収となりました。営
業利益は、北米及び東南アジアの子会社での増収効果と原価低減に向けた諸施策が寄与したこ
とにより、140 億 3 千 3 百万円と、前期に比べ 25. 0%の増益となりました。
②その他
その他につきましては、北米需要を背景としたボート用部品は増収となりましたが、その他
全体では減収となりました。
この結果、売上高は、49 億 9 千 9 百万円と、前期に比べ 0. 5%の減収となり、営業利益は、
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(3)キャッシュ・フローの状況
当期の連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純
利益(150 億 5 千 9 百万円)及び減価償却費(65 億 9 千 8 百万円)を計上しましたが、有形固
定資産の取得( 77 億 8 千万円)及び長期借入金の返済( 10 億 8 千 9 百万円)等による支出があ ったため、当期末の資金残高は、194 億 9 千 7 百万円と、前期末に比べ 93 億 4 百万円( 91. 3%)
増加しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、販売の好調とコスト低減などにより、税金等調整前当期
純利益が増加となり、また売上債権の回収が進んだことにより増加したため、193 億 5 千 9
百万円と、前期に比べ 76 億 5 千万円(65. 3%)増加しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、有形固定資産の取得による支出などが増加しましたが、
有形固定資産の売却による収入などにより、69 億 8 千万円と、前期に比べ 4 億 1 千 5 百万円 (6. 3%)増加しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、借入金の返済による支出などにより、37 億 1 千万円とな りましたが、営業活動によるキャッシュ・フローの増加により新規借入を抑制したため、前
期に比べ 10 億 8 百万円(37. 3%)増加しました。
(4)キャッシュ・フロー指標
第 94 期 第 95 期
自平成 13 年 4 月 1 日 自平成 14 年 4 月 1 日
〔
至平成 14 年 3 月 31 日
〕
〔
至平成 15 年 3 月 31 日
〕
株 主 資 本 比 率 51. 2% 52. 7%
時 価 ベ ー ス の 株 主 資 本 比 率 71. 0% 67. 4%
債 務 償 還 年 数 0. 8 年 0. 4 年
インタレスト・カバレッジ・レシオ 22. 6 59. 2
(注)1. 連結ベースの財務諸表によっています。
2. キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを使用し、有利子負債は借入金及び転換
社債を対象としています。
次期の見通し
次期の見通しといたしましては、自動車業界は、アジア諸国における自動車需要の拡大が見込
まれるものの、北米における自動車販売が不透明であることや、国内乗用車市場ではスモールカ
ーへのシフトが更に進行し、一層競争が激化することが予想されます。そのなかで、各自動車メ
ーカーからのコスト低減に向けての要求も強まるものと思われ、また、世界規模での受注獲得競
争が激化するなど、経営を取り巻く環境は予断を許さない状況にあります。
こうした状況のもと、当社グループは、顧客ニーズに的確かつ迅速に応えるため、商品競争力
を強化するとともに、生産活動の現場・原点を見据えた改善活動を通じて、品質の造り込み、生
産効率の向上及び原価低減に努めてまいります。また、世界に展開する拠点の緊密かつ有機的な 連携を確固たるものとして、さらなる経営基盤の強化と連結業績の向上を図ってまいります。
第 96 期(平成 15 年 4 月 1 日から平成 16 年 3 月 31 日まで)の業績予想は、以下のとおりです。
連 結 売 上 高
2, 100 億円 前期比 6. 8%増 連 結 営 業 利 益
160 億円 前期比 7. 1%増
連 結 経 常 利 益
160 億円 前期比 8. 8%増
連 結 純 利 益 78 億円 前期比 2. 7%減